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摂食障害での行動指針 [摂食障害の治療]

摂食障害で、特に拒食症の場合体重が、減少します。

摂食障害の自覚があり、治そうと努力している場合、100gの体重減少が、すごく気になってしまうかもしれません。

一日のうちでの体重変動は、あまり気にしないほうがいいでしょう。


ただし、標準体重の60%を下回ると、生命の危険があるレベルになるので、入院治療が必要になります。


栄養面からは、まず、カルシウムが不足すると骨が脆弱になり、生理が止まると骨粗鬆症を起こしやすくなります。

(カルシウムを薬だけで摂取しても吸収効率が悪いので、なるべく食べ物からとりたいですね)


また、嘔吐や下痢が続くと、ナトリウム、カリウムなど電解質のアンバランスになり、けいれん発作や不整脈を引き起こしやすくなってしまいます

電解質飲料飲むようにして補給することも可能です


他にも栄養不良から、様々な影響が出てきます。

定期検査で、主治医に相談してください。

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ルールを作って過食コントロール [摂食障害の治療]

過食予防のためのルールを作る!


摂食障害に悩んでいて、「過食嘔吐を止められない」という時、自分の中で守るべき『決めごと(=ルール)』を作ってみることが有効です。

ネットで摂食障害の方のブログをみてみると、自分のルールを決めることで、衝動を制御して過食を予防している方が見受けられます。



例を挙げると


◆「旅行に行く」とか「資格を取る」といった(比較的お金のかかる)目標を設定し、食料にかかるお金を貯金して過食を防ぐ。


◆お腹が空いたら、炭酸水を飲む。(満腹感で、過食予防に効果があるみたいです。)


◆お腹が空いたら、寒天ゼリーや焼き海苔を食る。


◆財布には必要最低限のお金しかもたない。


◆誘惑の多いコンビニやスーパーがある道を通らない。


◆心身をリラックスさせるためのアロマや入浴剤などを使う。


◆「食べたい」と思ったら、深く深呼吸を繰り返す。


症状に合わせて、自分に無理のない範囲でルールを設定し、「これが守れたらあれを食べよう!」と自分にご褒美を与えてみましょう。


気をつけなければいけないのは、ルールが厳しすぎると、逆に摂食障害を悪化させる危険性があります。
(過度の完ぺき主義はいけません)

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食事を楽しい雰囲気ですること [予防]

摂食障害の予防には、食事を1人だけでしないように心がけましょう。


たとえ、1人暮らしだとしても、昼や夜は誰かと一緒に食べに行ったり、家に招待して、「孤食」状態になるのを避けるのが摂食障害の予防として有効です。


「孤食」だとつい食事の内容がかたよったり、食べ過ぎてしまったり、食べる量の変化にきづきにくかったりします。



摂食障害の兆候を周囲に気付いてもらえないので、いつのまにか摂食障害になってしまう可能性があります。


ストレスを低減させるためにも、楽しく明るい雰囲気の中で食事をすることが必要なのです。



また、食事の席なら相談事もしやすいので、心の中にある「心配事」を他人に話してみるいい機会でもあります。

細かなことですが、食事をするときの雰囲気に気を配るだけで、摂食障害の予防に繋がるのです。


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ストレス解消が一番の予防 [予防]

ストレス解消法を探す

現代社会で生きていくと様々なストレスにさらされます。

このとき、そのストレスの解消が下手で、ストレスを溜め込んでしまう人は、摂食障害になりやすいようです。


つまり、自分に合ったストレス解消法を見つけることが摂食障害の一番の予防法というわけです。


しかし、ストレス解消法を「食べること」に向けてしまうのはNGです。

食べることは、最も簡単なストレス解消法ですが、はじめはストレス解消のための食べ歩きのハズなのに、気付いたら過食嘔吐の繰り返しというケースも多いからです。


まぁ、軽いスポーツやアウトドア・音楽・ライブ・旅行・おしゃべり・読書・絵画・ゲームといった「気軽」で「手軽」なものから始めてみましょう


こういった趣味をきっかけに、外部に人間関係を持つことで、一人で悩みを抱えこまない環境作りを意識的に行いましょう


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摂食障害の予防について [予防]

摂食障害は「太るんじゃないか」という恐怖心から、まともな食生活が送れなくなってしまう状態です


多くの患者さんは、拒食症と過食症を繰り返し、その治療には、長い時間が必要になります。


ダイエットに関心の高い若い世代だけでなく、中高年でも摂食障害を発症しています。

大学や病院などの各種研究機関でも摂食障害予防のための様々な治療プログラムの開発が進められています。


日常生活の中で簡単に摂食障害を予防したり、過食嘔吐の衝動を抑えたりする方法もあります。


日常的に簡単な予防法を継続していけば、摂食障害の発症を抑えることが可能なのです。


いくつかの記事に分けて基礎的な部分を解説していきます

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摂食障害との付き合い方 ~生活改善編~ [摂食障害の治療]

摂食障害との付き合い方 ~生活改善編~


摂食障害の治療には、日頃の生活改善がとても大事です。。

家族にも協力してもらいましょう。


基本的には、規則正しい生活でストレスを減らし、健康な身体戻れます。


◆ゆっくり眠る


摂食障害の人は、不眠症などの睡眠障害を持っている人も大勢いるようです。


パターンとしては、夕方頃から気分が晴れてきて、夜は眠れなくなるようです。


これも、摂食障害の特徴の一つなんです


夜更かしてしまって、朝遅く起きると昼夜逆転生活のサイクルになってしまいます。


睡眠薬のお世話になっている人もいらっしゃいますね。




生活のリズムを整える第一歩として、夜の十分な睡眠からトライしてみましょう。

まぁ、どうしても眠れない時は無理する必要はないいですが、寝具や照明・香り・音楽など

いろんな方法を積極的に試すものいいでしょう。


◆運動

拒食症の人は、運動のしすぎになりやすい
過食症の人は、運動不足になりやすい

という特徴があります。

やりすぎもやらなすぎもいけません。



とりあえず、気分の良いときに、家の近所を散歩する程度のところから始めてみましょう。


新鮮な空気を吸いながら、身体を動かせるので一番です。

でも、どうしても外がイヤな場合はストレッチなどで筋肉を動かしてあげましょう。


運動に夢中になると余計なことを考えずに済むので、結果的に気分も晴れます。


もし、できるなら家族や友人など何人かで一緒に運動するのが理想的です。


楽しくおしゃべりしながらやれば、運動も辛いものではなくなります


身体にもよくて、ストレス解消にもつながり、まさに一石二鳥


◆おいしい食事


摂食障害の人にとって、普通に食事をすることは簡単なことではないですよね。


それでもやっとの思いで食事をしたとして、料理をおいしいと感じることはほとんどないでしょう。


本来は、おいしく味わうはずの食事を受け付けなかったり、食べても全部吐いてしまうのは悲しいことですが、それが摂食障害という病気なのです。


ここで料理を出すときのコツを紹介しましょう。


【一人だけ別メニューにする】

特に拒食症の場合は、本人からみんなとは別のメニューにして欲しいという欲求があります。

少しでも口に入れられるものを優先してあげましょう。


【最初から小皿に盛って出す】

普通の大きさのお皿ではなく、小皿に小分けして少量の雰囲気を出すことで食べられる場合もあります。


【大皿から自分で取り分ける】

もしくは、大皿に人数分をもって、自分が食べられる分取り分けるという方法もプレッシャーがなくて、気楽に食べられます。


要は「何を食べるか」ではなくて、「どう食べるか」なんです。


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摂食障害を治すには 周囲の理解 [摂食障害の治療]

摂食障害は自分ひとりでで治そうとしても、中々うまくはいきません。


家族や友人、病院の先生など周りの人の理解と協力が必要です。


拒食や過食を繰り返し苦しむ本人を目前にして、家族は何とかできないかと思いますよね。


◆食に干渉しすぎない


拒食や過食は本人も、その家族にも辛いものです。


見て見ぬふりをするのか、それとも何が何でもやめさせた方がいいのか迷うこともあるでしょう。


けれど、本人が食べ物のことばかり気にしているとき、家族はなるべく食べることに干渉しない方がいいでしょう。


精神科医の意見としても、学校やバイトなどにも行き、日常生活に問題がなくて、本人がひどく辛くなければ過食などはストレス発散の一つとして大目にみるということもあります


拒食の場合も「もっと食べなきゃダメ!」と繰り返すより、少量でも食べられるものを作ってあげましょう。


◆表面的な行動ばかり気にしない


食事に一口も手をつけなかったり、大量に食べたあと吐いたり…


周囲からは、とても理解できない行動を摂食障害の人はします。


それを見守る家族の心境は複雑です。


強制的に行動をやめさせようとすると、本人はさらに反発してくることがあります。


重要なのは、表面的な行動ではなく、心の奥底にある甘えたい気持ち・ 頼りたい気持ちなどを察することです。


行動に対して本人を責めても効果はありません。



本人の自信にもつなげるために、褒めることを心がけましょう。


褒め方のコツは、ちょっとした小さな変化を見逃さないことです。


いくつかの例を解説します


【一緒にテレビを見ることができるようになった。】

【どんどん痩せていかずに体重を維持できている。】

【朝起きてきて「おはよう」と言うようになった。】

【外出する回数が増えた。】

こういうことでいいのです。

◆会話


『家族なんだから』または、『親友なんだから』言わなくても伝わっているはず…


この際、そんな思い込みは捨ててください


気持ちは言葉に出さないと伝わらないことの方が多いのです。


そういえば、『きちんと会話ができない時がある』『話が通じない』と思ったことはありませんか?


本人が一番、も本音が言えずにもどかしさを感じているのです。


子供が摂食障害になってから、家族内の会話がうまくいかなくなったという家庭も少なくありません。


これも摂食障害がそうさせているのです。


そのピリピリした雰囲気はお互いにストレスにしかなりません。

会話をスムーズに進めるためのコツは簡単です。

聞き上手になることです。


簡単なテクニックを紹介します


【あいづちをうつ】
【話の内容をその場で確認する】

「へぇ、そうなんだ~」「ふ~ん」…

などのあいづちをなるべく、相手の話している意味の区切りのいいところでうつようにしましょう。

タイミングや数が大事なポイントです。


【おうむ返しをする】

これはオウムのように、相手の言った言葉をそのままマネして返すというものです。

「今日イヤなことがあったんだ」「イヤなこと?」

関心を持ってくれている!と相手に安心感を感じます。


【ただ聞くだけでも十分】

摂食障害でなくても、私たちはただ誰かに話を聞いてほしいと思うと気がありますよね。

不安でいっぱいになっている時は、黙って話を聞いてあげて下さい。

アドバイスなしで単に聞いてもらうだけで、気分も楽になるものですよ。

この場合、アドバイスしようと、途中で口を挟まないようにしましょう

◆家族の自由時間


家族が一生懸命に協力しているのに、症状がよくならない。


そうなると、親は『サポートが足りないのでは?』と思ってより世話をする。

これは、いいパターンではありません。

なぜなら、親の気持ちの余裕もなくなりますし、子供はそんな親をわずらわしく思うと同時に、自分のせいでカリカリしているとも思って、それがストレスになります。


そうならないためにも、家族の一人ひとりが自分の時間をちゃんと作りましょう。


ちょっと離れる時間を持つことで、家族も気持ちをリフレッシュするのも大事です。


夫婦で買い物に出かけたり、友達とお茶したり、昼間の2~3時間だけパートに出たり。


それぞれがいろんな方法で自分の時間を楽しみましょう。

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摂食障害との向き合う [摂食障害の治療]

摂食障害は本来、心の問題が身体に影響を与えている状態です。


本人も周囲も身体の変化ばかりに注目し、精神的な面には気づきにくいのが特徴なのです


実は、『うつ』は摂食障害の人によく見られる心の病です。


◆摂食障害と『うつ』の関連


摂食障害をもつ人は、同時に『うつ』にも苦しんでいる人が多くみられます。


『うつ』とは抑うつ気分・焦り・食欲低下・不眠・不安等の症状が出る精神疾患のです。


近年、『うつ』と摂食障害の関連性が研究されるようになっています。


摂食障害には抗うつ薬が効果的な場合があることから原因の一つに『うつ』も挙げる説もあります。


つまり摂食障害と『うつ』の間には深い関連があるといえます。


摂食障害だから『うつ』を発症するのか、それとも『うつ』が摂食障害を引き起こすのか疑問に思っている人も多いようす。


どっちが先かというのは簡単に決められませんが、摂食障害の身体的な症状も原因をたどると、その多くは精神的なものが大元にあるようです。


つまり『うつ』がもとになっているように思います。


そして摂食障害が進行すると家にこもりがちになり、精神状態がますます悪くなるという悪循環が始まります。


摂食障害の治療のため、外で運動が有効だとわかっていても、『うつ』で気分が落ち込んでいる時は外出できないこともあります。


同時に治療するか一つずつ治療するか…これは医師の判断の範疇になります。


◆摂食障害になりやすい人


実は、摂食障害は特別な病気ではありません。


誰にでもかかる可能性のある病いです。


では、どうして摂食障害になる人と、ならない人がいるのでしょう?


『なりやすい人』は確かに存在します。


ここで摂食障害になりやすいタイプをいくつか解説します。


(もちろんここに挙げているタイプの人が必ずしもなるわけではありません)



【職業によって】

やせなければいけない職業の人。

スポーツ選手とかモデルさん等...そしてお客さんにいい印象与えないといけない接客業を営んでいる人。

どの職業にしても健康的にダイエットする強い必要性があります。


【若い人】

摂食障害の人のうち8割以上が20歳までに拒食症というデータがあります。

なかでも13歳とか17歳の年齢でなることが多いようです。

もちろん20歳すぎてからなる人もいて、何年も摂食障害に悩む人が大勢います。


【完璧主義の人】

摂食障害の人はどちらかというと完璧にやらないと気がすまない完璧主義者が多いようです。

自責の念が強く、少しの間違いでも、非常に自分を責める性格の持ち主です。


【自分に自信がない人】

自分に自信がない人も摂食障害になりやすいと言われます。

そういう人は、他人の目に映る自分を非常に気にします。

自分のことを嫌っていませんか?

無理してでもダイエットしてキレイになれば自信がつく、なんて間違った考えは捨てましょう。


◆摂食障害と本当の自分


専門医に聞くと、摂食障害をもつ人の心の中には、本当の自分と病気の自分がいると言います。


別に本人が、本当に痩せたくて無理なダイエットに励んでいるわけでもなく、大量のお菓子を食べているわけでもありません。


そういう行動をさせているのは病気の自分(摂食障害)の仕業なのです。


思っていないことを言ってしまうのは摂食障害のせいです。


けれど、いつも病気の自分に縛られているわけではないんですよ。


摂食障害から離れて過ごしている本当の自分がいることを忘れないことです。


拒食・過食をしているとき以外の自分も大切にしましょう。

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摂食障害の治療 [摂食障害の治療]

摂食障害の人は、辛くても自分からは病院に行かないことが多いようです。


こんなときは、周囲の人がが説得し、一緒に行くようにしましょう。



カウンセリングなどの治療方法を解説します。


治療内容を知ることで少しでも恐怖心が少なくなると思います。


◆カウンセリング


摂食障害に限らず、どんな病気も本人や家族だけで抱え込まないで専門家等の助けを求めることが大事です。

摂食障害を扱うのは主に、心療内科や精神科です。


さらに病院によっては、思春期外来や児童精神科が設置してあります。


個人の精神科クリニックは、気軽に相談できます。
(10代前半の場合は、小児科でもOK)


こういった病院では、まずカウンセリングから治療が始まります。

ただ、最初から病院へ行くことに抵抗があれば、医療機関と提携している民間のカウンセリング施設に相談してみるという方法も有効です。


どちらにしてもカウンセリングは、臨床心理士などの資格を持った人が実施します。


カウンセリングの目的は、悩みを具体的に聞いて一緒に解決の糸口を見つけることです。


このとき、効果的なカウンセリングには『親子一緒』ということが重要なポイントです。




◆薬の服用


病院での摂食障害の治療はカウンセリングのほか、薬が処方されることもあります。


これらの薬は摂食障害そのものに効く薬ではありません。


摂食障害に起因する他の症状を和らげるための薬です。
(もちろん薬を使わないで症状が改善していく人もたくさんいます)


薬が処方されたら、本人、家族も安全性や副作用のことなどわからないことがあると思います。


そんな時は、どんな小さな心配事でも、遠慮せずに医師にお尋ねください。

安心して薬を使うことが精神的にもいい結果を生む場合があります。


◆摂食障害に処方される代表的な薬


「抗うつ薬」

ゆううつな気分や食べ物へのこだわりを緩和します。

効果が現れるのに2~3週間です。

副作用:口の渇き・便秘・眠気・吐き気・胃腸のムカつきなど
(比較的、副作用は軽い方です)


「抗不安薬」

『人と会うと緊張する』『イライラして落ち着かない』『冷や汗が出る』などの不安にともなう症状を緩和します。

また筋肉の緊張をほぐして、リラックスさせてくれます。

早く効果が現れます。


「抗精神病薬」

衝動的な気持ちや敏感さなどの摂食障害からくる感情の波を緩和します。

(吐き気を抑えるのに役立つこともある)

副作用:眠気・だるさ・無気力・手の震え・舌のもつれ・筋肉のこわばりなど
(副作用を止めるために別の薬が処方される場合もあり)


「睡眠薬」

摂食障害で『寝つきが悪い』『夜中に何度も目が覚める』といった睡眠に問題を抱えている人も居ます。

どんなふうに眠れないのかを伝えて自分に合った睡眠薬を処方してもらえるようにしましょう。



◆専門施設での治療

現状の日本では、数は少ないですが、摂食障害の患者さんを受け入れてくれる専門施設もあります。

保健所などの公共機関に行って、そこから紹介してもらうことが近道です。


特にあまりにもひどく痩せている時や、自傷行為のある時、家族がサポートしきれず自宅療養が難しい時などは、入院の必要があることもあります。


入院することで一回の食事の量を知って、過食をなくし生活のリズムをつかめるようになるでしょう。


さらに同じ病気で悩んでいる同世代の人たちとの交流が、心にもいい影響を与える利点もあります。

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摂食障害が原因で併発する症状について [摂食障害が原因で併発する症状]

摂食障害になると他のさまざまな症状を併発することがあります。


摂食障害の程度により、併発する症状も深刻なものになりやすいので、それは防がなければなりません。


以下に挙げている症状が全てではありませんが、重要な不整脈や貧血などいくつか解説します。

◆不整脈


摂食障害で嘔吐を繰り返すようになると低カリウム血症になりやすくなります。


低カリウム血症は『不整脈』や『腎機能障害』を引き起こす原因とされています


では、『不整脈』について説明します。


不整脈とは、文字通り脈が乱れている状態です。


ゆっくりのこともあれば、とても速く打ったり、リズムが不規則になることもあります。


不整脈は2種類あります。
まず、運動したときや興奮状態になった時などに起こる生理的なもの。
それから、例えば心臓疾患があるとか病気がもとで起こるものです


不整脈の具体的な症状としては動悸(どうき)やめまいなどがあります。


摂食障害をもつ人で不整脈の症状が出ている場合は、低カリウム血症を治すことで良くなるでしょう。


ちなみに成人の安静時の正常な心拍数は毎分60~100回ですが、若い人では健康であれば59回以下でも正常な場合もあることを付け加えておきます。


◆貧血


現代は、女性の10人に1人が貧血に悩んでいると言われています。


摂食障害と併発する症状の一つとして多いのも特徴です。


鉄分が不足による鉄欠乏性貧血が比較的多く見られるようです


成人の1日に必要な鉄分量をご存知でしょうか?


成人の女性では12mgが目標です。


(健康な人でも鉄分不足に注意しなければなりません。)


摂食障害の人は健康な人以上に正常な食生活を送ることが難しいので、どうしても栄養が十分に取れず、鉄分が不足して貧血になりやすくなってしまいます。


症状としては、身体がだるい・頭が重い・枝毛や抜け毛が増えるなどいろいろあります。


摂食障害自体の症状と似ているものも多いので、症状の原因が何なのか知っておくことが大切です。


当面の改善方法としては鉄剤を飲むの方法があります。


この鉄剤、効き目はゆっくりなので2~3ヶ月続けて飲む必要があります。
(服用方法などは担当医の指示に従って下さい。)


◆骨粗しょう症


この骨粗しょう症も摂食障害がひどくなってくると、併発する可能性の大きい症状です。


骨がスカスカになって折れやすくなる病気です。


女性はホルモンバランスの関係で、健康な人でも高齢になると症状が出ることが多いことで知られています。


摂食障害の人の場合は、特にカルシウムなど骨に必要な栄養が不足して起こったり、ホルモンバランスが崩れて生理が止まることで起こると考えられます。


骨粗しょう症を予防のためには、日頃から適度な運動や日光浴が有効です。

日光浴はカルシウムの吸収をよくして、新しい骨作りを助けます。


家にこもらず、調子の良い時は外出を心がけるようにした方がいいでしょう。


なお、骨密度がかなり減少してしまっているときは生活改善だけで治そうとすると、かえって負担になるので薬を使う方法もあります。


骨粗しょう症の診断は背骨のエックス線写真と骨密度の検査でわかります。


◆肥満


摂食障害のなかでも、特に過食症の人は肥満に気をつけなければいけません。


摂食障害の種類のところでも説明しましたが、過食症にはずっと過食を続ける人と、拒食と過食を交互に繰り返すタイプがあります。


拒食と過食を繰り返す人の場合は、見た目にも太っているなぁ。と思うことは少ないですが、過食だけを長い期間続けていると肥満が進行します。


肥満になると足腰に負担がかかり、思うように身体を動かせなくなります。


また肥満は、高血圧や糖尿病・変形関節症・生理不順・摂食障害以外の病気も引き起こします。


心臓に負担がかかるため、心不全が起きやすくなってしまいます。


無理をしない程度に身体を動かす習慣をつけるようにできるといいですね。


また、この時、一人でやるよりも、家族や友人など数人でやることで、継続しやすくなります。

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